冷熱システム製作所 インタビュー 管理職編②

管理職②

世界各地のニーズに応える製品開発の最前線

管理職インタビュー

世界各地のニーズに応える製品開発の最前線

冷熱システム製作所(和歌山地区)
制御機器技術部 電子制御第一課 2007年入社 池内 直哉
※所属はインタビュー当時のものとなります

社会課題に挑む空調冷熱システムの技術革新

空調冷熱システム事業は、三菱電機の中でも重点成長事業と位置付けられています。世界的な地球温暖化防⽌のためのCO2排出量の削減やカーボンニュートラルの流れの中で、省エネ技術や環境対応技術の向上が求められており、三菱電機もこうした社会課題解決に貢献すべく、さまざまな技術革新を続けてきました。

例えば今後も大きな可能性を秘めているのが、空調冷熱機器におけるIoTやAI、クラウドなどデジタル技術の活用です。

主に空調冷熱機器が収集したデータをクラウドに送ることで、顧客に合わせた最適な制御が可能になり、省エネ性と快適性の両立が期待されています。

通常IoTが活用されたスマート家電などの民生品は、室内で使われることが想定されていますが、屋外に置かれる室外機にIoT機能を持たせる場合は、より丁寧なケアが必要となってきます。雨風にさらされる環境で高度な通信機能を搭載するわけですから、さまざまな設置条件に耐えうる強度や耐候性、防水・防湿対策、放熱効率など、多くの技術的課題を乗り越えていく必要があります。一方で屋外に置かれるということは、普段の生活の中で製品を目にする機会も多いということ。一般的にはあまり室外機に注目される方は少ないかもしれませんが、自分たちの設計した製品が使われているところを見るとやりがいを感じますね。

世界を舞台にした空調機開発の醍醐味

空調冷熱システム事業の面白さは、世界的な成長市場であることに加えて、地域ごとにニーズや法規制が大きく異なる点です。例えば、環境規制が強化されている欧州では高い環境性能が求められます。北米ではエネルギー効率の高さと脱炭素化の目標達成のため、ボイラーからヒートポンプへの転換が推進されています。また、新興国を中心に需要拡大が続くアジアでは、気候変動や所得向上に伴い、空調機は贅沢品ではなく生活必需品へ変わってきています。高温多湿などの過酷な環境下で安定して動作する信頼性と耐久性、価格競争に勝ち抜けるコスト面の優位性などが求められています。

こうした地域特性に合った製品をタイムリーに投⼊できるよう、グローバルでの商品開発が加速しています。三菱電機としては、これまで高く評価されてきた品質面をさらに向上させながらも、開発の効率化やコスト削減を進めることが重要な課題の一つです。私の部署でもチーム間での連携だけでなく、同じく空調冷熱システム事業を担当する静岡製作所や研究所とも協力しながら設計の共通化やモジュール化を進め、効率化を図っています。私たち管理職は毎週定期的に静岡製作所との情報交換を行っていますし、若手メンバーたちも年に数度、他製作所との交流会を開催。異なる製品分野の知見を共有することで、新しい視点や解決策を得ながら成長できる環境になっています。

多様な経験を活かし、成長できる風土

私は、2007年に電機メーカーから転職し、現在は課長として約20名の組織をマネジメントしています。転職した時点では、空調機の開発は初めての経験でしたが、電気回路設計はどの製品でも共通する部分が多いため、スムーズに業務に慣れることができました。事実、私の部署では自動車や鉄道、照明、電源などさまざまな領域の出身者が組織に新しい視点や考え方をもたらしてシナジーを生み出してくれています。

私がメンバーに期待するのは、ものづくりや設計に対するこだわりです。年齢や入社歴に関係なく、遠慮せずにどんどん意見を言ってほしいですし、そういう人ほど学ぶ意欲も高いため、成長していくスピードも速いと感じます。当社は研修制度が非常に充実しており、基本的な技術から、通信、パワエレ、ノイズ対策などの専門的な内容まで幅広く用意されています。年2回の面談で各自の目標と研修計画をしっかり決めて支援していきますので、ぜひ自身の強みを伸ばしていってください。今後さらに需要が増していく空調冷熱システム事業で、あなたの経験・スキルを活かしていただけることを期待しています。

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